コードを書く日々:フリーランスエンジニアの技術メモ

何度も同じことをググってしまう自分の備忘録です。何か調査した際には、そのエッセンスを記事としてまとめ、とりあえず共有することを心がけています。

MySQLのFLUSH PRIVILEGES について

MySQLFLUSH PRIVILEGES;について

MySQLでユーザー権限を変更した際、その変更を即座に適用させるためにはFLUSH PRIVILEGES;コマンドを使用する。このコマンドは、MySQLサーバーに対して、権限テーブルを再読み込みするよう指示する。これにより、新たに付与された権限が反映され、削除された権限が無効化される。

FLUSH PRIVILEGES;の使用時機

FLUSH PRIVILEGES;は以下のような場合に使用される。

  • GRANTREVOKEコマンドを使用してユーザー権限を直接変更した後。
  • CREATE USERDROP USERコマンドを使ってユーザーを作成または削除した後。
  • ユーザー権限に関連するテーブルを直接操作(例: INSERT、UPDATE、またはDELETEコマンドを使用)した後。

自動的な権限の再読み込み

MySQLでは、GRANTREVOKECREATE USERDROP USERコマンドを使用した際には、内部的に権限の再読み込みが自動的に行われるため、通常はFLUSH PRIVILEGES;を明示的に実行する必要はない。しかし、権限テーブルを直接操作した場合には、この自動的な再読み込みは行われないため、変更を有効にするにはFLUSH PRIVILEGES;の実行が必要になる。

コマンドの実行例

FLUSH PRIVILEGES;

この単純なコマンドは、MySQLサーバーに対して、権限テーブルの変更を再読み込みして適用するよう指示する。

注意点

  • FLUSH PRIVILEGES;を実行するには、実行者がリロード権限(RELOAD privilege)を持っている必要がある。
  • 権限テーブルを頻繁に直接編集するのは推奨されない。可能な限りGRANTREVOKEコマンドを使用することが望ましい。

まとめ

FLUSH PRIVILEGES;コマンドは、MySQLの権限システムにおいて重要な役割を果たす。権限テーブルを直接操作した後や、何らかの理由で権限が即座に反映されていないと感じた際には、このコマンドを実行して権限の再読み込みを行うことができる。